着ていたコートの全身光った現象 ❓
寒い極寒の真っ最中だった。
単線の鉄道時代SLからディゼルエンジン起動に変わった頃の大昔
の話です。
今ほど街灯などもない東北の田舎で交通の便利が悪く最大の交通
手段が無人駅に止まるデイゼル車の列車で毎日混雑した車両で4ッ
先の職場に通っていた。
今、JRが全国の赤字路線を調査しいつの日かに配線を検討してい
ますよと地方の新聞に載っていた。
当然廃線候補ナンバ-ワンの候補になるような寂しい場所です。
日の短い12月の中旬にそんなことが、着ている「オーバ-コート」
全体が光ることが起こった・・?
それは、ボタ雪が間断なく降っていたが、風は全くない午後8.30
最終列車から降りた雪灯かりの一本道でに起こった。
最終列車・・その列車は無人駅で停車しそれ以降は翌朝の6.30頃
まで誰もいなくなる場所「無人駅」でその建物以外は何もなく寂
しい駅なのですが、いつもは最終列車でも必ず4~5人くらいの乗
降者がいるのですが・・?
その日の最終列車で降りたのは私一人・・・?
そのように書くと・・うさん臭く・・作り話・・と思われても何の
返答もできないのですが・・これは実際にアッタことです。
無人駅の周辺は、周囲、約500m位は田んぼの平地で遠くに集落の
外灯が細々と見えるだけの寂しいところだ。
また、悪い・? 無人駅近くには野焼きの「火葬場」もあるのです。
その日に寂しい無人駅で降りたのは私一人・・こんな日もあるんだ
と思いながら寂しい馬の背になっている雪道を自宅に向かって歩き
だしたとき・・・!
当時はやっていた外縫いの革手袋・・ほつれていた指先を手縫いで
補修した糸が少し出ていたのがきになった。
その縫い糸を切ろうと前歯で引っ張ったのですが、糸は切れずに
今度はその糸が「ボーッと」光出したのです・・??
その、光ったところをコートに払ったらコートのそこが光出し・?
慌ててコ-トの別のところに払ったところ・・❓
今度はコート全体が光出した・・遠くにポツンと見える暗い街灯の
在るところまで馬の背の一本道を転びそうになりながら走った。
文章での表現では限界があるので・・誰に信用されなくても実際に
出くわした出来事でした。
向うの扉が見える歳になっても忘れることがないのです。